メザニンファイナンスの活用法|資本性資金で成長を支える
- capitalbridge2001
- 6 日前
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中小企業や成長企業の資金調達の選択肢として、近年注目されているのが「メザニンファイナンス」です。
自己資本と他人資本の“中間”という独自の位置づけから、成長戦略に役立つ強力な資金調達手段になります。
この記事では、メザニンファイナンスの基本、活用法、メリット・注意点を解説します。
■ メザニンファイナンスとは?
「メザニン(Mezzanine)」は建物の「中二階」という意味。
金融では、自己資本(出資)とシニアローン(通常融資)の中間に位置する資金調達手段を指します。
主な種類は次の2つ。
劣後ローン(資本性ローン)
返済順位が低いローン。一定条件で自己資本として評価される。
優先株・新株予約権付社債
株式に近い性質を持つが、経営権の希薄化リスクが低め。
■ どんな場面で役立つ?
成長資金の調達
→ 新規事業、M&A、海外展開などの投資資金
財務体質の強化
→ 資本性資金として見なされ、財務格付けの改善につながる
追加融資の呼び水にする
→ 銀行・投資家に安心感を与え、シニアローン獲得の後押しになる
■ メリット
自己資本比率が向上
経営権の希薄化リスクが小さい(株式発行に比べて)
返済の柔軟性が高い(一定期間元本返済据置など)
■ 注意点
金利や配当は比較的高め(リスクプレミアムのため)
専門的な契約・条件交渉が必要
資金用途・成長計画を明確にする必要がある
■ 実践例
ITベンチャー企業が、M&A資金としてメザニンファイナンスを導入。
→ 財務体質を強化し、追加の銀行融資を呼び込む。
地方の老舗企業が、事業承継・設備更新資金を劣後ローンで調達。
→ 後継者への円滑な承継を実現。
■ まとめ
メザニンファイナンスは、成長フェーズの企業にとって「攻めの資金調達」の切り札です。
導入には専門家のアドバイスを得て、しっかりとプランを練ることをおすすめします。
当社では、専門的なご相談も承っております。
まずは、一度ご相談ください。

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