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メザニンファイナンスの活用法|資本性資金で成長を支える

中小企業や成長企業の資金調達の選択肢として、近年注目されているのが「メザニンファイナンス」です。

自己資本と他人資本の“中間”という独自の位置づけから、成長戦略に役立つ強力な資金調達手段になります。


この記事では、メザニンファイナンスの基本、活用法、メリット・注意点を解説します。


■ メザニンファイナンスとは?

「メザニン(Mezzanine)」は建物の「中二階」という意味。

金融では、自己資本(出資)とシニアローン(通常融資)の中間に位置する資金調達手段を指します。


主な種類は次の2つ。


劣後ローン(資本性ローン)

 返済順位が低いローン。一定条件で自己資本として評価される。


優先株・新株予約権付社債

 株式に近い性質を持つが、経営権の希薄化リスクが低め。


■ どんな場面で役立つ?

成長資金の調達

 → 新規事業、M&A、海外展開などの投資資金


財務体質の強化

 → 資本性資金として見なされ、財務格付けの改善につながる


追加融資の呼び水にする

 → 銀行・投資家に安心感を与え、シニアローン獲得の後押しになる


■ メリット

自己資本比率が向上


経営権の希薄化リスクが小さい(株式発行に比べて)


返済の柔軟性が高い(一定期間元本返済据置など)


■ 注意点

金利や配当は比較的高め(リスクプレミアムのため)


専門的な契約・条件交渉が必要


資金用途・成長計画を明確にする必要がある


■ 実践例

ITベンチャー企業が、M&A資金としてメザニンファイナンスを導入。

 → 財務体質を強化し、追加の銀行融資を呼び込む。


地方の老舗企業が、事業承継・設備更新資金を劣後ローンで調達。

 → 後継者への円滑な承継を実現。


■ まとめ

メザニンファイナンスは、成長フェーズの企業にとって「攻めの資金調達」の切り札です。

導入には専門家のアドバイスを得て、しっかりとプランを練ることをおすすめします。


当社では、専門的なご相談も承っております。

まずは、一度ご相談ください。




 
 
 

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